読書の秋:ワイルドソウル:垣根涼介

※ネタバレは恐らくないです。内容の解説はしておりませんが、万が一何か気に障ることがございましたら、ごめんなさい。
ワイルドソウル:垣根涼介
野生魂
読書の秋でございます。
今まで多くの漫画や映画、海外ドラマを見てまいりましたが、見たいと思ったらすぐ見て、読みたいと思ったらすぐ読んで――って言うのを繰り返してたせいか、最近になり、読みたいものも見たいものもだんだん減少しているような傾向があります。

漫画にしても海外ドラマにしても、ずっと追いかけ続けて見ていくというのが苦手なため、一気読みできるものに限りますが……最近ピンとくるものがありません。

日常の中にエンターテイメントが混ざっていないと、手がプルプル震えだして完全に弱りきってしまう性質でございます。

その為、何か納得のいくものはないか?と考えていたら、
「あれ?最近まったく本を読んでないな?」
という気持ちになり、本を読むことにいたしました。

本とのふれあい自体が少ない人生でございましたが、小学生のときに本の虫になった経験がございました。
そのときにそうなったのは恐らく、図書委員になったからという事と図書館が教室の隣だったからという簡単な理由。
学年が変わり、教室も移動するとそこからパッタリと本を借りなくなってしまいました。この自分の性格をたまに理解できないです。

そうして、一度本がない状態で落ち着いてしまったら、もう一度きっかけというものが生まれる事も稀でして……

そこからは、パラパラと年間に1冊2冊程度の本を読むというものでした。

小学生のときに読んでいたのは主に、子供向けの物語などがメインでした。そのときに大量の本を読んだのは覚えているのですが、どれがどんなタイトルの本でだれが作者なのかを覚えておりません。
「こんな話の本があったな。今読んでみたらどう感じるのだろう?」
と思うこともあるのですが、記憶というヒントが少なすぎて今となってはもう……

成長していくにつれて、フィクションを極端に嫌うようになりました。なぜかノンフィクションのものや、実話に基づく――的なものを好むようになりました。今になって考えてみると、そのときに自分の未熟さに気付いていたのではないかと思う。だから、そういったものの中から擬似的に経験をして大人になったつもりでいたのでしょう。

社会人になって、人生で初めて様々な悩みが乱立するようになりました。それまでは悩むことももちろんありましたが、そこまで深く考えた事がなかった。社会人に出てみて、初めてそうであるときづきました。

「……」

そのときに読んでいたのは、主に専門書や自己啓発系のものでした。そういったものを読むことで、何かを得た気になっておりました。
確かに何かを得たような気は今でもしますが、別に読まなくても得れたような気もします。

そして20代も最後の年になり、久しぶりに本を読もうという気になりました。

久しぶりに読んでみると、本当に良いものだなと思うようになりました。

映画や海外ドラマにはない深みがあります。

久しぶりにハマってしまい、水を得た魚のごとく病的に様々な本を読んでいるのですが、そんな中で出会った本がとてもよかったので、ご紹介いたします。

ワイルドソウル:垣根涼介(上)

ワイルドソウル:垣根涼介(下)

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いい本はないかな?とネットで検索してましたら、{面白かったおすすめ小説ランキング【全97冊】}という勢いのあるまとめサイト内に一覧がございまして、この本が載っていたのですが……
他の本と同じ様にあらすじを見ていくなかで、この本のあらすじが見えたところでピタッ!とマウスのスクロールが止まりました。

あらすじによると、どうやら日系移民に関するフィクションだという事。私の境遇上どうしても無視できませんでした。

すぐにamazonにアクセスして、電子書籍を見つけてポチッ――
購入してから表紙を良く見ると、(上)と書かれておりました。

正直、
「長いのか……」
という気持ちでいっぱいでした。

「でもまあもう買っちゃったわけだし。読もう。」

スマートフォンで指を滑らせながらページを捲っていくと、ブラジルのアマゾン川流域の地図とそのあとに東京の地図が描かれていました。

「?」

となりましたが、「まあ読み進めばわかるだろう」とおもい、読み進めました。

「日系移民に関しては、どこまで描かれているのだろう?」
「歴史的な部分に関しては、できれば捻じ曲げて欲しくないな……」
「ちゃんと調査をした上で作者は書いたのだろうか?」

そういった様々な思惑があり内心、不安でした。

しかし(上)を読み終えたときに思ったのは、まず「くっそ!続きが気になる!」ということは勿論なのですが、読む前に抱いていた不安は完全に取り払われ、逆に「こんな歴史もあったのか!」という気持ちになれました。

私が今まで生きてきて聞いていた話はほんの一部で、日系移民の歴史は本当に深かった。そう思いました。

間もなく(下)も読み終わり、その長編の小説を指で滑らせながら閉じました――。

読み応えばっちりでした★

内容に関しては、ネタバレになってしまうと良くないので、あまり書かないでおきます。いろんなジャンルの要素が詰まった小説です。恋愛あり。友情あり。涙あり。何でもあり。

全てが本当ではないのは当たり前なのですが、基本的な世界観としては史実に基づいており、日本人の方が読んでも面白いと思いますし、私と同じ境遇の方が読めばさらにもっと楽しめるのではないでしょうか?

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